たなか歯科の小児歯科について
漫画を読んだり、テレビアニメを見たりすると、みんなが不安そうに行く場所が歯医者さんです。当院ではそのようなイメージを払拭して、「歯医者さんが好き!」『また来たい』とお子さんに笑顔を与えられるような歯科医院を目指しています。お子さんにとって良いと思うことに全力を尽くして、保護者の方にも安心感を与えられるような治療を行っていきます。
言い換え言葉の使用
初めて歯科医院に来るお子さんは不安な気持ちでいっぱいです。そこで当院では治療の説明をする際、わかりやすい「言い換え言葉」を使うのが特徴です。わからないものが少なくなれば「わからないから怖い」といった不安な気持ちが解消されます。
- エアータービン→食べ物を水で洗い流すシャワー
- 歯科用エンジン→電動歯ブラシ
- バキューム→水や唾を吸う掃除機
- 麻酔をする→歯を眠らせる
- むし歯→歯に穴が空いてご飯が入ってる
- 虫歯を治す→シャワーで詰まってるご飯を洗い流す
- 歯を削る→悪いものを追い出す
- レントゲン→歯の写真
- フッ素塗布→歯を強くするゼリー
- シーラント→歯のバリアー
Tell-Show-Do法
「Tell-Show-Do法」とは、なるべく恐怖心や不安をやわらげるためのテクニックです。知らない場所と人、聞いたことがない音。歯科医院は、お子さんにとって未知の恐怖でいっぱいです。その恐怖を和らげるために当院ではTell-Show-Do法を取り入れています。
- 「Tell(教える)」これからどんなことを行うのか、前もってお話をしてます。ご来院のたびに、お子さんの成長に合わせた内容の声がけを行っていきます。
- 「Show(見せる)」治療で使う器具がどんなものなのかを見たり、触ったりしてもらいます。代表的なのはエアーを手のひらにかけてみたり、ミラーを触ってみたりする方法です。その際とがった器具など恐怖を与えるものは見せません。
- 「Do(やってみる)」お子さんに口の中を手鏡で見てもらいながら、器具を入れて治療の練習をします。不安な気持ちが少なくなって、上手にお口を開けられるようになったら、治療のスタートです。
年齢に合わせた予防ケア
小さな頃から歯科医院に通うようになれば、大人になってからも、虫歯や歯周病のリスクが少ないお口の環境を手に入れられる可能性が高まります。当院では、顎の形や歯並びなど、お子さんの成長に合わせた治療や予防を提案しています。
妊娠中
妊娠中は女性ホルモンの増加によって歯周病のリスクが高まると言われています。また、つわりがつらい方は、なかなか歯磨きができず、虫歯になる確率も高まってしまうので注意が必要です。虫歯や歯周病は、生まれてくる赤ちゃんのお口の状態にも影響を及ぼす可能性があります。体調が落ち着いたタイミングで、歯科健診と口腔ケアを行いましょう。
0歳~1歳
生まれてから歯が生え始める乳児期は、唾液が多く虫歯になりにくい時期です。歯が生え始めたら指にガーゼを巻いて、優しくお口の中の汚れをふき取ります。慣れてきたら歯ブラシを使い始めましょう。無理に磨くよりも、お口の中に歯ブラシが入る感覚に慣れることが大切です。
2歳~3歳
お口の中の環境は3歳までに決まるといわれています。この頃までに虫歯の原因菌が多いと虫歯になりやすくなります。食べられるメニューも増える時期なので間食の習慣や食事内容を見直し、歯磨き指導を受けて虫歯予防をしていきましょう。
4歳~6歳
乳歯が生えそろった後、6歳頃になると6歳臼歯という永久歯が生えてきます。6歳臼歯は、噛み合わせにとって大事な歯であるのと同時に、虫歯になりやすい歯でもあります。定期健診で指導を受けて、毎日の歯磨きをしっかり行いましょう。また、前歯がグラグラしてなかなか抜けない場合などもご相談ください。
小学生
小学生になると、乳歯がどんどん永久歯に生え変わります。まだまだ歯磨きが不十分なお子さんも多いので、親御さんが適宜仕上げ磨きを行いましょう。奥歯の溝をプラスチックで埋めて虫歯予防を行うシーラントも有効です。また、かみ合わせの状態も定期健診で診てもらうことをおすすめします。状況によっては、この時期から歯列矯正をご提案する場合もあります。
シーラント
6歳臼歯や乳歯の奥歯など複雑な形の歯には汚れなどが溜りやすい可能性があります。そこでフッ素加を掛け合わせた樹脂(シーラント)を歯の溝に投入し、虫歯予防を行っています。
中学生
12歳臼歯と呼ばれる7番目の歯が生えてくることで、親知らず以外の全ての永久歯が生え揃います。中学生以降は勉強や部活、友達付き合いなどで世界が広がるのと同時に、食生活が乱れたり、通院時間が確保できなかったりしがちです。知らず知らずのうちに、虫歯が進行してしまう可能性も考えられます。大きくなっても、定期的に歯科医院でお口のクリーニングをする意識を持ち続けましょう。
お子様の歯科受診にあたって
保護者の皆様へのお願い
当院では、基本的に嫌がるお子さんを抑えつけて行う治療はしていません。子供達に歯医者を好きになってもらうことを第一に考えて、できる限り自分から治療に臨めるようにサポートしていきます。ただし、痛みをとってあげないといけない状況など、場面に応じて抑えつけて治療を行わなければならない場合もあります。その際は、ご理解とご協力をお願いいたします。
- 「悪いことをしたから歯科医院に行く」「注射をしに行く」などの言葉を使うのは控えましょう。お子さんを叱る際に病院や歯科医院を引き合いに出すと、実際の治療の際に恐怖心が高まってしまいます。
- 「少しお口の中を見てもらうだけ」「お買い物に行くだけ」など嘘をついてお子さんを連れてくるのは厳禁です。「騙された」という思いが強くなり、歯科医院にネガティブなイメージがついてしまいます。
- 治療の際に緊張し、汗をたくさんかくお子さんもいらっしゃいます。汗っかきだったり、不安な気持ちになりやすかったりする場合は、着替えを用意しておきましょう。
- なるべく「痛い」「つらい」「怖い」といったマイナスの話は避けるようにしましょう。
- お子さんの治療が計画通りに進まなかったり、泣いてしまったりすることもあるかもしれません。泣くことは悪いことではありません。そのようなときも、怒ることはせず、頑張ったことを見つけて積極的に褒めてあげてくだ
保護者の付き添いについて
基本的にご家庭の状況に合わせて治療を行うのでご安心ください。ただし、お子さんの様子に合わせて母子分離を提案する場合もあります。できるだけ治療がスムーズに進むよう、様々な提案をいたしますので、安心して当院にお越しください。